【特典】伝わる文章24のルール

ライティング技術向上のためには、「伝わる文章」を書く必要があります。

では、どんな文章が分かりやすいのか?

100人以上のライターさんの記事を添削してきて発見した「伝わる文章」を紐解いていきます。

多くの初心者ライターさんがやりがちな順番に書いていきます。

上から順番に意識していくだけでもグーンと文章力UP間違いなし!

それでは参りましょう。

1文が50文字以内か?

〇〇ですので、〇〇ですが、〇〇なんです。

というように、読点で文章をつなげすぎてしまうと、意味が分からなくなります。

ポイントは3つ

  1. 1文をなるべく短くすること
  2. 伝えたいことは1つにする
  3. 1文の長さを50文字以内にすること

文章が長くなる場合は読点(、)で繋げず句点(。)で区切るほうが、分かりやすくなります。

ただし、あまり短くしすぎるのもリズムが単調になるので、バランスが重要です。

目安としては「。」までの文字数が50文字以上にならないようにするといいでしょう。

文字数はChromeの拡張機能で簡単にチェックできますので、入れておきましょう。

→簡単文字数カウント

初心者さんが一番やりがちなことなので、とにかく短く!「。」で区切る!ということを意識しましょう。

 

主語と述語の関係

「伝わらない文章」は主語と述語の関係が崩れていることが多いです。

記事を書いているときに、主語と述語をしっかりと意識しましょう。

主語と述語が離れすぎない

主語と述語が離れすぎてしまうのもわかりにくくなる原因です。

なるべくシンプルに短く書いていくことを心がけましょう。

NG

ハスラーは、とてもおしゃれで可愛くて、テレビのCMを見て一目惚れしたので、ディーラーに試乗に行って気に入ったのですが、乗り心地がいまいちでした。

主語と述語の距離が遠いし、1文が長いのでとてもわかりにくい文章です。

1文を短くして「。」で区切って修正しました。

OK

ハスラーはおしゃれで可愛い軽自動車。

テレビCMを見て一目惚れをしたので、試乗に行ってきたのです。

しかし、乗り心地が悪くてガッカリしました。

 

主語抜けに注意

ネットの文章では基本的には主語を省略することはしません。

タイトルや見出しにそのキーワードが入っていると、主語を省略してしまうことがあります。

読者はタイトルや見出しを見ていない可能性もあるので、主語は省略しないほうがいいでしょう。

 

NG

■見出し3「ハスラーの乗り心地」

ディーラーで試乗させてもらったのですが、お世辞にも良いとは言えない印象で購入をやめました。

主語が抜けているので何について書いてあるのかわかりません。

頭の中では「ハスラーの記事を書いている」と意識しているので、主語抜けになってしまいがちです。

OK

新型ハスラーの乗り心地は、お世辞にも良いとは言えませんでした。

ですので、今回は(ハスラーの)購入を見送りました。

2段目のハスラーは省略してOK。

 

読点の使い方は正しいか

読点の使い方は難しいところですが、ルールを覚えておきましょう。

使いすぎ

新型ハスラーの、乗り心地は、お世辞にも、良いとは言えませんでした。

使いすぎ

新型ハスラーの乗り心地はお世辞にも良いとは言えなかったので今回は購入を見送りました。

OK

新型ハスラーの乗り心地はお世辞にも良いとは言えなかったので、今回は購入を見送りました。

または

新型ハスラーの乗り心地は、お世辞にも良いとは言えませんでした。ですので今回は購入を見送りました。

息継ぎするところで読点を打ちましょう。

ひらがなが連続するところに

掃除の時間にはほうきとちりとりを使って教室をキレイにしましょう。

OK

掃除の時間には、ほうきと、ちりとりを使って教室をキレイにしましょう。

または

掃除の時間には「ほうき」と「ちりとり」を使って教室をキレイにしましょう。

カギ括弧をうまく使うと読みやすくなります。

ひらがなと同じく、漢字やカタカナが続く場合も工夫しましょう。

 

意味が違って取れる

ここではきものを脱いでください。

ここで、はきものを脱いでください。

ここでは、きものを脱いでください。

 

重複はないか

重複も初心者ライターさんに多いです。

重複には2つのパターンがあります

・同じ意味の言葉を連続で使う

・同じキーワードを1文で2回以上使う

見ていきましょう。

同じ意味の言葉を連続で使う

「頭痛が痛い」→「頭が痛い」「頭痛がする」

「危険が危ない」→「危険」「危ない」

「まず最初に」→「まず」「最初に」

「貯金を貯める」→「貯金する」「お金を貯める」

「馬から落馬する」→「馬から落ちる」「落馬する」

「ハッキリと断言する」→「ハッキリと言う」「断言する」

「ダントツで1位です」→「ダントツです」「1位です」

「思いがけないハプニングが」→「思いがけない事が」「ハプニングが」

「頭痛が痛い」などはわかりますが、後半に出した例は大人でも使いがちな表現です。注意しましょう。

 

同じキーワードを1文で2回以上使う

ハスラーの乗り心地はとても悪い乗り心地でした。

→ハスラーの乗り心地はとても悪かったです。

→ハスラーはとても悪い乗り心地でした。

1文が長くなると読者は読みづらくなります。また1文が長くなると文法の間違いも起こりやすくなるのです。

→1文が長くなると読者は読みづらくなります。また文法の間違いも起こりやすくなるのです。

車の買い替え時は、車を買い替えたくなったときというのが私の持論です。新型車が出たときに車を買い換える事が多いです。

車の買い替え時は、「思い立った時」というのが私の持論です。新型車が出たときに買い換える事が多いです。

「車」と「買い替え時」が3回出てきました。

表現を変えてシンプルにするといいでしょう。

 

冗長表現はないか

とにかく文章はシンプルに!削れるところは削る。

「○○することができます」→「○○できます」

貯金を切り崩せば、ハスラーを買うことができるだろう

→貯金を切り崩せば、ハスラーを買えるだろう。

「○○になります」→「○○です」

ハスラーは新しい形の軽自動車になります

→ハスラーは新しい形の軽自動車です。

二重否定

ハスラーはかっこいいとは言えなくもないです。

ハスラーはかっこいいです。

冗長表現は癖なので、いきなりシンプルな文章を書くのは難しいです。

だからこそ、推敲をして無駄を削ぎ落とす作業が大切なのです。

 

専門用語は使われていないか

弊社のサイトは初心者さんを対象にしています。

専門用語を使わずに小学生や中学生でもわかるように書きましょう。

もし、専門用語を使わないといけない場合は説明を入れましょう。

分かりやすいように、「例え」を使えるとベストですね。

 

表記ゆれがないか

「表わす」「表す」「あらわす」

「じゃがいも」「ジャガイモ」「ジャガ芋」

など、複数の書き方がある場合は統一しましょう。

 

「!」を多用しない

書き手と読者の熱量は違います。

書き手は熱量があるので、!をよく使ってしまいがちですが、読者は意外と冷めています。

冷めている中「!」を多用していると、どんどん冷めていくのであまり使わないほうがいいですね。

指示代名詞を多用していないか

この、その、あの・・・通称「こそあど言葉」

ネットの文章は、斜め読みが基本。

また、SEO的にもキーワードを入れたいので、こそあど言葉はあまり使わないようにしましょう。

 

「てにをは」の使い方は正しいか

「てにをは」とは「」「」「」「」「」「」という助詞のことです。

意識しないとちょっとむずかしいのですが、たった一文字で意味が変わってしまうので注意が必要です。

例えば、彼女や奥さん(彼氏・旦那さん)に

「ねぇ、今日のご飯なにがいい?」

と聞いたときに

「カレーいい」

「カレーいい」

どっちが気持ちいですかね。「カレーがいい」って言われたほうが作りがいがあるってものです。

 

どうしたら「てにをは」を正しく使えるようになるのか?

・推敲のときに注意深くみる

・本をたくさん読む

・添削してもらう

この3つの方法があります。

つまり、インプットとアウトプットを繰り返すことでしか上達はないのです。

幸いライティングクエストには優秀な添削者さんがいるのでラッキーですね♪

 

助詞の連続使用はしていないか

「が」の連続使用

カラーバリエーション豊富なハスラー人気です、どの色いちばん人気なのでしょうか?

修正後

カラーバリエーション豊富なハスラー人気です一番人気どの色でしょうか?

「の」の連続使用

ひまわり色がキレイ

修正後

庭に咲くひまわりの花が色鮮やかでキレイ

助詞の連続使用も結構多いです。推敲のときに意識してみましょう。

接続詞の使い方は正しいか

接続詞の使い方も難しいですが、意識して使うようにしましょう。

さて、問題です。

次の()に入る接続詞を答えなさい。

1.翔くんは頭がいい。(   )毎回テストは100点だ。

2.ハスラーは人気だ。(   )燃費もいい。

3.日本語は難しい。(    )1文字変えただけで意味が変わるからだ。

さて、どんな接続詞が入るでしょう?

考えてみましょう。

1は「だから」

2は「そして」まはた「なし」

3は「なぜなら」

が入りますね。

接続詞を使うときの3つのルール

  1. 正しい接続詞を使うこと
  2. 不要な接続詞は使わないこと
  3. 逆説は連続で使わないこと

声に出して読み返したときに、しっかりと意味が通じるか確認しましょう。

接続詞がなくても意味が通るのなら削ってもOKです。(2の「そして」は削れる)

また、「しかし」の次の文章が「しかし」になるなど、逆説の連続にも気をつけてくださいね。

繰り返し表現はないか

1文を短くすることで、同じことを何度も書いてしまう方もいます。

NG

ハスラーはとてもおしゃれな軽自動車です。

おしゃれで可愛いので人気なんです。

OK

ハスラーはおしゃれで可愛くて人気の軽自動車です。

同じ意味になる文が続かないように気をつけましょう。

 

読者に疑問が残らないように具体的に伝えているか

5W2Hで考える癖をつけましょう。

(いつ・どこで・誰が・何を・どうする・なぜ・いくら・いくつ)

 

「で、いくらなの?」

「で、どこに売っているの?」

など読者の疑問が残らないように、先回りして答えを用意しておきましょう。

 

段落ごとの『伝えたいこと』が明確にわかるか

段落を読んだ後

「で、何が言いたいの?」

と言われないかチェック!

機能的な説明ばかりしていると、伝えたいことがない文章になります。

 

NG

最小小回り半径が4.5mなので小回りが効きます。

(だから何?)

OK

小回りが効くから狭い道だって余裕です。

渋滞で遅れそうな時、グーグルナビに切り替えて抜け道を通ることもできます。

運転が苦手な方にとって、小回りが効く車ってホント便利ですよ。

抽象的な表現ではないか

「とても大きいです。」「すごく小さいです。」

「美味しいです。」

「めちゃくちゃいい!」

これだけだと抽象的すぎて、サイズ感がわからないですよね。

比較したり、分かりやすい対象を持ってきたり、具体的に表現しましょう。

 

比較する

→ハスラーと比べると10センチも背が高いのです。

→手のひらサイズで、ズボンのポケットにすっぽり入る小ささです。

 

分かりやすい対象をもってくる

→東京ドーム10個分

→ナイナイの岡村隆史(156cm)が約2人分!

→通常の階段が1段○センチなので、子供でも乗り降りが簡単ですね。

→ダブルベッドの幅が○センチなので2人で寝るにはギリギリかな。

具体的に表現

口の中に入れた瞬間、とろけてなくなりました。歯を使う必要がないくらい柔らかい。

それでいて風味豊かで、濃厚な味わい。

年間30回くらい焼き肉に行きますが、この10年で一番美味しいお肉でした。

 

子供っぽい表現・口語体すぎる表現はないか

「○○なんです」「○○できちゃいます」「でもね・・・」

っていう口語体を使うのは、親近感を出すのにとっても効果的なんです。

でもね、口語体ばっかで書かれている文章って、すっごい稚拙で子供っぽい文章になっちゃうの。

だからね、あんまり多く使うと記事の信頼性がなくなるんで、やめようね。

※口語体で書いてみました・・・。

「かも」や「思います」と曖昧な表現を使っていないか

「○○だと思います。」と書かれている文章を信頼できるでしょうか。

「思います。」「と言われています。」「らしいです。」という表現は逃げです。

また、数字も「約○センチです」とか「だいたいこのくらい」というのはNGです。

数字を入れるときは、正確な数字を心がけましょう。

 

曖昧な表現を使うのはリサーチ不足や自信のなさが原因です。

「○○です。」と言い切るようにしましょう。

自信がない場合は、根拠を見つけるまでリサーチしましょう。

 

ただし、曖昧な数字を使うこともあります。

それは、期間や地域、人によって変わる数字。

車だったら、燃費や値引き額、維持費、保険料金は人それぞれ違います。

ですので、約○kmという曖昧な表現を使ってもOKです。

 

根拠や証拠の提示をしているか

根拠や証拠があるなら、引用して提示しましょう。

国や政府、公共機関のサイトからの引用が望ましいです。

 

個人ブログなどからの引用は信頼性がないので、効果は薄いです。

また、個人ブログのリンクを貼ってしまうと、そちらのブログへ読者が行ってしまう可能性があります。

さらに、SEO上(検索エンジンで上位表示させる)リンクを貼るとライバルサイトが強くなってしまいます。

個人が運営しているサイトへのリンクは、貼らないようにお願いします。

 

根拠を掲載する例

例文

日本の出生率は現在1.4人で、どんどん減ってきています。

平成29年の出生数はだいたい90万人で前の年よりも4万人くらい減っているみたいです

面白いのが、都道府県別の出生率で東京都が1.21と一番低いことです。

東京の女性は仕事が忙しくて、子供を生みたくないんだと思います・・・

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

日本の出生率は、平成29年度で1.43人と、どんどん減ってきています。

平成29年度の出生数は94万6060人で、前年と比較すると30,918人も減っています

面白いのが、都道府県別の出生率で東京が1.21と一番低いことです。

ちなみに、一番多いのは沖縄県の1.94人です。

出典:厚生労働省 人口動態統計

なぜ東京の女性の出生率が低いのかというと、30~49歳の未婚者が多いからなんです。

なんと、新宿区では45%、渋谷区では50%の女性が未婚なんですよ。

(資料とURLを貼れば信頼度UP。なくてもいい切っているので納得感できる)

事実と異なることを書いていないか

憶測で記事を書いてはいけません。

わかるまでしっかりリサーチするか、わからないことは書かない。

間違った情報は読者を混乱させますし、サイトの信用を失うことに繋がります。

 

箇条書きにできないか

文章の羅列では読みづらく伝えきれないこともあります。

そんなときに、箇条書きにできないかを考えてみましょう。

例文

この商品の特徴は、20種類の成分が配合されていて、なんと10万本も売れているんです。さらに、楽天ランキングでNo1にも輝いたほどの人気っぷり。
また、芸能人の○○さんも愛用していてSNSでも人気なんですよ。

↓↓↓

商品の5つの特徴

・20種類の成分配合
・10万本突破
・楽天ランキング1位
・○○さんも愛用
・インスタやTwitterなどSNSでも人気

文字だけで単調になっていないか

スマホで見ていて画面が文字だらけになると読むのが嫌になります。

文字装飾や画像、表、見出しを使ってメリハリを付けましょう。

語尾が3回以上同じになっていないか

「です。」「です。」「です。」

など語尾が3回以上同じになると、リズムが単調になってしまいます。

体言止めや口語体を使ったり、表現の仕方を変えたり工夫しましょう。

誤字脱字はなかったか

少なくても最低1回は読み直す。

声に出して読むのが大事です。

そうすれば、ミスに気が付きやすく添削者の負担も減らすことができるでしょう。

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