カウンセラーとして独立したいけど、
「思うように集客できるか不安」
「ブログを作ればいいの?」
など、悩みは尽きませんよね。
安心してください。カウンセラーの具体的な集客方法を、この記事で紹介していきますよ。
- カウンセラーが集客するにはどんな方法が良いの?
- ホームページやブログでの集客方法
- カウンセラーが集客するときにやってはダメなこと
などを詳しく解説していきます。
カウンセラーの集客はホームページやブログを作ろう
カウンセラーが集客するなら、ホームページやブログなどの「web集客」が断然オススメです。
理由は以下の通り。
- 広域的に宣伝できる
- ネット検索する顧客が多い
- 費用が安い
それぞれ詳しく解説していきますね。
広域的に宣伝できる
インターネットは世界中の人が使用しています。
そのため、一度ホームページやブログを作ってしまえば、遠く離れた人にも宣伝が出来ます。
一方、チラシ配りなどのアナログな集客方法はどうでしょうか。
宣伝範囲は、あなたがチラシを配れる範囲に留まりますよね。
しかも自分の足で方々を周らなければいけません。
自宅だけで完結するweb集客とは違い、とても労力が必要です。
カウンセラーの仕事に集中するためにも、アナログ集客よりネットを使ったデジタル集客を選択すると良いでしょう。
ネット検索する顧客が多い
カウンセラーを受けたい顧客は、人には言えない・言いたくない悩みを抱えています。
人には言いたくないので、ネット検索をする顧客が多いのです。
であれば、悩みを持った人に寄り添うような記事を書いてネットに投稿すれば、効果的に集客できますよね。
カウンセリングを受けたい人の気持ちになって、彼らに信頼されるような記事を書きましょう。
(詳しい書き方は後述します)
費用が安い
web集客は、少ない費用で開始できます。
仮にワードプレスを使用する場合、かかる費用は以下の通りです。
- ドメイン代
(初期費用:なし、年額:1,000円ほど) - サーバレンタル代
(初期費用:3,000円ほど、月額:1,000円ほど)
上記のように、わずか数千円で始められますよ。
一方チラシ配りの場合は、チラシ作成費が数千枚単位でおよそ2~3万円かかります。
また、デザインを決めたりチラシを配ったりと、時間もかかります。
そうして配り終えても、1件も連絡が来ない場合だってありますよね。
以上の事から、ローリスクで始められ、様々な人に訴求できるweb集客の方がおススメですよ。
ちなみに集客にオススメのワードプレスについては、下の記事で詳しく紹介しています。
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【初心者必見】WordPressのブログで集客するための方法10選
WordPressで本格的にブログ運営を始めたい。 でも集客のやり方がイマイチ分からない。 そんな悩みを持つあなたに向けて、この記事では WordPressが集客に強い理由 WordPressでの効果 ...
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ドメインやサーバってなに?
ドメインは「.com」や「.jp」の直前に付く、サイト独自の住所のようなものです。
このサイトの場合だと、URLが
「https://tokutake-atsushi.com/counselor-syuukyaku/」
なので、
「tokutake-atsushi」
の部分がドメインです。
ドメインは「ムームードメイン」など、色々な業者から購入できますよ。
一方サーバは、「ホームページやブログを置いておく場所」と考えましょう。
通常、サーバは「エックスサーバー」などの業者からレンタルで利用します。
容量や速度が異なる様々なプランがあるので、自分に合ったものを選択しましょう。
ホームページやブログで集客する方法4手順
カウンセラーの集客にはホームページやブログを使ったweb集客が向いていることが分かりました。
ここからは、具体的なweb集客の方法をお伝えしていきます。
1.キーワードを決める
せっかく記事を書いても、検索結果に上位表示されないと誰からもアクセスされませんよね。
そのため、検索ボリュームを調べ、アクセスされやすいキーワードを選ぶ必要があります。
例えば「うつ」で悩む人のための記事を作るとします。
その場合、キーワードが「うつ」だけだと不十分です。
なぜなら「うつ」の検索ボリュームは下のようにとても多いからです。
月間の検索ボリュームは1万~10万。
「検索ボリュームが多いのなら、そのキーワードでいいじゃん」と思いがちですが、そうではありません。
検索ボリュームが多いということは、それだけライバルサイトも多いということだからです。
試しに「うつ」でGoogle検索してみました。
出典:Google
「うつ病の症状チェック」や「うつ病の紹介」などなど、色々なサイトがヒットしました。
これらの中で、あなたはいちカウンセラーとして上位表示を目指さなければなりません。
とても難しそうですよね。
そのため、もっとキーワードを絞る必要があります。
あなたはカウンセラーなので、「うつ カウンセリング」というキーワードにしてみましょう。
検索ボリュームは100~1,000とだいぶ少なくなり、頑張れば上位表示を狙えそうですね。
「検索ボリュームが多すぎず少なすぎず、上位表示を狙えそうなキーワードを選ぶ」
ことを意識してキーワードを決めましょう。
2.キーワードを基にターゲットを決める
キーワードを決めたら、次はターゲットを決めます。
先ほどの例で考えると、キーワードは「うつ」「カウンセリング」にしたので、ターゲットは
「うつで悩んでいて、カウンセリングを受けたい人」
とイメージ出来ますよね。でもそれだけでは足りません。
もっと細かく、ターゲット像(ペルソナ)を決める必要があります。
なぜなら、上記のターゲット像だけだと年齢や性別、性格などの情報が欠落しているからです。
「うつで悩んでいて、カウンセリングを受けたい」大勢に向けての記事になってしまいますよね。
そのような漠然としたターゲット像に向けて書いた記事は、けっきょく誰の心にも響かないのです。
従って、下のように詳しくターゲット像を決めましょう。
ターゲット
- 年齢:25
- 性別:女
- 職業:OL
- 悩み:大学卒業後OLとして都内の会社に勤務し続けてきたが、数年前から人間関係に悩み始め、次第に心が弱り始めてしまった。
最近は仕事に集中できず、寝不足の日も多い。
自分はうつ病になってしまったのか不安なので、カウンセリングを受けたい。
このように細かく設定すれば
「この人の悩みを解決できるような記事にしよう」
と、ブレることなく記事作成に取り掛かれますよ。
3.ターゲットが欲していることを考える
ターゲットを決めたら、次に「そのターゲットが欲していること」を考えます。
先ほどのターゲット例の場合だと、「自分がうつなのかどうか」を知りたがっていますよね。
そのため、
- ホームページの場合は「無料相談の申し込み」ボタンなどを設ける
- ブログの場合はターゲットの悩みに答えるような記事タイトルにする
(例:「【カウンセリング】その症状はうつ?あなたの悩み、聞かせてください」)
というような方法を取ると良いでしょう。
カウンセリングを欲している人は心に傷を負っています。
その人の悩みを、どうすれば解決してあげられるのかを考えましょう。
4.ターゲットのことだけを考えて記事を作成する
キーワード・ターゲット・記事タイトルを決めたら、後はターゲットのことだけを考えて記事やサイトを作りましょう。
でも最初は上手い文章が書けるのか不安ですよね。
大丈夫です。最低限の文章力があれば、心配いりません。
ブログ記事の書き方など、詳しくは下の記事で紹介しているので併せて読んでみてくださいね。
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さらに次からは、カウンセラーならではの集客ポイントや注意点をお伝えしていきますよ。
web集客のポイント
他の職種と違い、カウンセラーがweb集客する場合は以下で紹介する事を意識する必要があります。
- プロフィールをしっかり書く
- 料金やキャンセル料を明記する
- 周りの風景や室内の雰囲気を伝える
- イメージしやすくなるような情報を載せる
プロフィールをしっかり書く
先ほども述べたように、カウンセリングを受ける人は不安でいっぱいです。
出来ればあまり人には言いたくないような悩みを抱えています。
そのため、悩みを打ち明けて問題ない人物かどうかを、顧客に知らせてあげる必要があります。
- これまでの来歴・実績
- 持っている資格
- なぜカウンセリングをしているのか
等をしっかりとプロフィールに記載しましょう。
また、あなたの顔写真もいっしょに載せると、顧客はより親近感が湧きやすくなります。
顧客が
「どんな人に自分の悩みを相談するのか」
をイメージしやすいようにし、事前の不安をなくしてあげましょう。
カウンセリング料金を明記する
カウンセリングを受ける人全員が、カウンセリングの相場料金を知っている訳ではありません。
特に初めてカウンセリングを受ける人は一体いくらかかるのか不安でしょう。
そのため、ホームページ上にカウンセリング料金を明記しておきましょう。
ハッキリと料金を書かずにいると、顧客の方からあなたに問い合わせなければいけませんよね。
カウンセリングを受けたいと思うほど心が弱っているのに、そんな負担を強いるのは酷です。
顧客が他所のカウンセリングに流れていってしまうのを防ぐためにも、
「〇時間△△円」
と、しっかり伝えてあげましょう。
キャンセル料金もいっしょに明記
顧客の中には、カウンセリング当日にドタキャンする人もいます。
もし個室を借りてカウンセリングをする予定だった場合、レンタル料がムダになってしまいますよね。
また、キャンセルされた時間は別の顧客にカウンセリングも出来ないため、お金と時間両方の損失です。
このような事態を避けるため、キャンセル料金も明記しておきましょう。
ここで注意なのが、
「当日キャンセルの場合は○○円頂戴します」
という金額面のアナウンスだけでなく、
「当日キャンセルの場合はカウンセリング時間の〇時間前までに電話にてお伝えください」
という風に、どうしてほしいのかを明確に指示することです。
顧客は自分の悩みのことで頭がいっぱいなので、細かいところまで気を配れない可能性があります。
しっかりフォローしてあげましょう。
周りの風景や室内の雰囲気を伝える
顧客にとって、
- 誰と
- どのような場所
でカウンセリングを受けるのかは重要な情報です。
これらの情報を事前に知っておくと、当日は安心して来所できます。
「誰と」は先ほど述べたプロフィールを充実させることで伝えられますよね。
もう一つ、「どのような場所」でカウンセリングを受けられるのかを伝えるために、
- カウンセリング室の雰囲気
- 周りの風景の写真
などをホームページ上に掲載しましょう。
そうすることで、自分がどのような状況でカウンセリングを受けるのかを視覚的に伝えられますよ。
イメージしやすくなるような情報を載せる
さらに顧客にイメージしてもらいやすくするために、
- これまでにカウンセリングを受けた人たちの感想
- 実際のカウンセリング画像や動画
などもいっしょに掲載すると良いでしょう。
悩みは人それぞれですが、
「カウンセリングを受けてどうなったのか」
「どんな口調で話してくれるのか」
が分かると、顧客は安心してカウンセリングを受けられますよね。
もちろん顧客のプライバシーを侵さないように、事前に掲載の許可を得る必要がある点には注意です。
カウンセラー集客で注意すること3つ
最後に、カウンセラー集客において注意すべきことを3つ紹介します。
集客できないばかりか、顧客が離れていってしまう要因にもなりかねないので気を付けましょう。
難しい専門用語は使わない
ホームページやブログに訪れる人は「カウンセリングを受けたい一般人」です。
そのため、カウンセラーにしか分からない専門用語は使わないようにしましょう。
例えばホームページ上に
「個人セッションでゆっくりお話しできます。」
と書かれてあったとします。
普通の人は、「セッション」という言葉はあまり使わないですよね。
1度カウンセリングを受けた人なら分かるのでしょうが、初めての人はどうでしょうか。
「個室・1対1形式で、ゆっくりお話しできます。」
と書いた方が、より分かりやすく、初めての人にも優しい表現ですよね。
誰にでも理解できる、平易な表現を心がけましょう。
サイトのデザインにこだわり過ぎるのは禁物
ホームページやブログを作る以上、デザインにはこだわりたいですよね。
その気持ちはよく分かるのですが、こだわり過ぎるのは禁物です。
私も経験があるのですが、こういうのってこだわるとキリがないんですよね。
「もっと良い見栄えにしよう」と思って、膨大な時間を消費してしまいます。
大事なのは、
「訪れる人の役に立つ・悩みを解決する記事か」
なので、デザインは二の次に考えましょう。
もちろん最低限の体裁は整える必要がありますが、
「集客してカウンセリングをすること」
が1番の目標だということを忘れないでくださいね。
露骨にリピートや長期契約を狙わない
カウンセリングと言えど仕事ですから、顧客がいないと成り立ちません。
ですが、あまりに露骨なリピートを促したり、長期契約を狙うのは控えましょう。
顧客の立場になって想像してみてください。
「このお客さんに長期契約してもらおう」と考えているカウンセラーに、あなたの悩みを相談したいですか?
顧客からの信頼がなければ、カウンセリングは成立しません。
くれぐれも、その信頼を裏切るような言動はしないようにしましょう。
まとめ
カウンセラーの集客方法を中心にお伝えしてきました。
ではもう一度、大事な点をまとめますね。
- カウンセラーが集客したいなら、ホームページやブログを作ってweb集客をやろう
web集客のポイント
- キーワードは、検索ボリュームが多すぎず少なすぎず、上位表示を狙えそうなものを選ぶ
- ターゲット像は細かく決める
- そのターゲットは何を欲しているのか、どんな悩みを解決したいのかを考える
- 自分のプロフィールをしっかり書く
- カウンセリング料金やキャンセル料金を明記する
- 室内の雰囲気や周りの風景、体験した人の感想などを載せる
- 専門用語は使わない
- サイトのデザインにこだわり過ぎない
- 顧客に対して、露骨にリピートや長期契約を狙わない
カウンセラーは人の心を扱う仕事です。
顧客の気持ちになってサイトや記事を作成すれば、きっと相手の心に届きます。
そうすれば自然と集客できるようになるでしょう。